インド占星術「ダシャー」~運勢という見えない作用は実在する

私は占い師の一面があります。占いを使って人生相談なども行っています。

最近は、占いへの関心が乏しくなり、使用する頻度は減ってしまいましたが、プロフィールにも書いている通りで、私は星平会海の使い手です。占いの専門書に掲載されたこともあります(実は)。

昔は精力的に探究し、実占も重ね、のべ1000人以上は占ってきていると思います。
 

そんな経歴もあるんですが、使っている占いは、占いで最高峰となるインド占星術。それと五行でみる四柱推命(子平)。また九星気学を使った雑占の3種類になります。あと適宜、玄空飛星風水や奇門遁甲を使います。

ちなみに複数の占いを組み合わせる占術を「星平会海」といいます。なので私は星平会海の使い手になるわけですね。

 

で、インド占星術では運勢のことを「ダシャー」といっています。運勢(ダシャー)は確かにあります。また運勢(運のめぐり)というのも本当にあります。

運勢があることは、私の体験からも言い切れます。ある程度の人生の軌道といいますか流れはありますね。
 

で、運勢で意外と知られていないことは

・良い運勢(運の流れ)が来ると、自分の能力などが全般的に高まる

・悪い運勢(運の流れ)が来ると、自分の能力などが全般的に下がる

という現象が起きることです。
 

時々

・中学生まであんなに優秀だった生徒が、高校生になると突然おかしくなった

・あれだけ成功して全盛を極めていたのに、今ではすっかり落ちぶれている

・昔はあんなに冴えなかったのに、今では絶頂の極みにいる

といった人生を彩るエピソードを見聞することがありますね。
 

一般的には、「何か悪いことをしたから(良いことをしたから)そうなったんだ」と言われがちです。確かに、そういった因果応報的な作用はあります。

因果応報によって、行為によって、未来(果報)は決まります。その作用は確かにあります。
 

しかし、この因果関係を促進するような「働き」「作用」があったりします。初めて聞く方は「え?!」と驚くかもしれません。

が、実際にあります。それが「運」なんです。

具体的にいえば「うまく運びやすくなる」、反対に「うまくいかなくなる」。こういうことです。

さらには、因果関係を超越したラッキーやアンラッキーが起きることも事実。「たまたま」「偶然」といわれがちな現象です。

で、これらこそが「運」「運勢」なんですね。
 

近頃、マイケル・サンデルが「実力も運のうち 能力主義は正義か? 」という著書が話題になっています。似たようなことを言っているんじゃないかと思います。意外と「運」の要素は大きかったりします。

けれども、占いの見地からすれば、決して「たまたま」「偶然」ではなかったりします。
 

もちろん説明が困難な事象もありますし、偶然というのもあります。が、「運勢(運の流れ)」の影響を受けて、ラッキー・アンラッキーが起きることも少なくなかったりします。

で、運勢の作用を受けて、自己の能力が拡大したり縮小することが起きます。自分の能力が拡大するから「運が良い」という現象につながる。能力が縮小するから「運が悪い」という現象になる。そういう言い方もできます。
 

この辺りの説明は、文字だけでは言い尽くせないところがあって、セミナーなどで説明する必要がありますが、「運勢(運の流れ)」というファクターによって、人の能力もまた高まったり下がったりするということですね。

巡る「運勢(運のめぐり)」によって人は変わる。

そういう言い方もできます。

なので運勢の観点からいえば、「人は生涯において、何度も生まれ変わりをしている(別人になっている)」という言い方もできます。
 

「私」という実在感は、物心ついてから死ぬまで持続します。なので「ずっと同じ自分だ」と思いやすいのですが、いえいえ実は「運勢(運のめぐり)」によって、自分の中身が変わっていたりもします。

この話を初めて聞く方は、奇妙でオカルトに聞こえるかもしれません。が、そんな「運勢(運のめぐり)」を読み解くのが、インド占星術などの占い、星平会海だったりします。

で、これと関連して、自己の洞察や理解の手助けとなるツール。それが星平会海。

迷信の類やお遊び道具ではない占いもあるってことなんですね。

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