目次
メッター祈りの会について
6月の予定・・・6月14日(水)20:00~20:20(20分間)
- 自分自身を含めて、世の中のしあわせ、平和を祈る
- 世界に慈しみ(メッター、おもいやり、やさしさ)の心を広げる
- 慈しみの瞑想や祈りのやり方は自由
- ZOOMでの参加も可能・・・mettainori@gmail.comへメール送信。折り返しZOOMのURLが記されたメールが自動送信されます。
- 当日は20時になればティンシャの音を合図に粛々と始めます
- 20分間は沈黙のまま行います
- ZOOMで参加する場合、顔出しが苦手な場合は、顔出しをしなくてもOKです
- ZOOMに参加しないで各人で行うこともOKです
- 参加費:なし
終了後は、お話し会(サットサンガ)を行うこともあります。
メッター祈りの会を行う理由
今、世の中は、コロナやら軍事行動で騒がしいですね。他にもざわざわとすることがあるかと思います。
世の中の動きに対しては、個人の力では、何もできないようなむなしさを憶えるときもあるかもしれません。
けれども「祈りの力」「慈しみの心」は、目に見えない領域でパワフルに作用します。
そこで、自分も含めて、この世界がよくなるように、世界中の人々が安穏で平和な暮らしができるように、「メッター祈りの会」を行っていこうと思います。
慈しみの瞑想や祈りは、行っている本人も気持ちがよく、しあわせな気持ちになります。
「祈り」は宗教?
ところで「祈り」といいますと、「えー宗教?」なんて思うかもしれません^^;
また神や仏にすがりついて、依存するような姿勢で「なんだかなあ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
いえいえ、これらは「本来の祈り」ではないんですね。
「本来の祈り」とは、
「慈しみの心を保ち続けること」
「慈しみの心にあり続ける」
になります。
「祈り」は、肉体に収まった「私」を超越する、もっともシンプルな行為でもあります。
しかも「祈り」は、自分も含めて、すべての生命のしあわせと、慈しみにあふれる状態です。
もし、この様が、日常的になりますと、世界を慈しむ心にみたされて、日々しあわせな気持ちを感じるようになります。
人生上の諸問題は、誰にでもあると思いますが、そうした悩みや問題を解決する「心の有り様」の一つが「祈り」でもあります。
ここまでお読みになっておわかりかと思いますが、「祈り」は決して、宗教ちっくな行為ではなく、実に自我を超越する行為でもあったりします。
もっとも、自我を超越するといっても、悟りではありません。心が広くなるという意味での自我の超越です。
メッターとは慈しみ~とても強い心
ちなみに「メッター(mettā)」とは、パーリ語で「慈しみ」といいますね。
「慈しみ」とは、平たく言えば、「おもいやり」「やさしさ」「親切心」といった心ですね。
先年、お亡くなりになった宮城まり子さんという方がいらっしゃいました。宮城さんは、静岡県の掛川市に「ねむの木学園」を創設し、福祉事業にいそしんだ方です。その宮城さんは「やさしくね、やさしいことはつよいのよ」と言われていたようです。
宮城さんは、おそらく経験的に、体験的に「やさしさ」の持つパワフルさを実感されていたんじゃないかと思います。
実際「やさしさ」は、決して弱い有り様ではないんですね。実は非常にパワフルだったりします。
「やさしさ」の持つパワフルさは、「私」という思いやとらわれが弱くなると、はっきりと顕(あらわ)れて、如実に体感できる性質があります。
「私」というのが薄くなってくると、「やさしさ」本来の力と作用が出てまいります。
先ほども書いた通りでして、慈しみの瞑想、祈りは、まさに「私」を超える行為だったりします。
「私」を超えるから、自分も含めた全ての生命への慈しみ、世界の平和への祈りになりますね。
古来より、世界中の宗教で「祈り」を行い、尊んでいる理由は、まさに、ここにあると思います。
ブッダも「慈しみ(慈悲喜捨という四無量心)を非常に大切にして、出家していた比丘にも推奨していました(パーリ仏典 長部経典 第十三 三明経)。
小さな肉体(枠)にとどまる「私」から、垣根の無い・弱い、広がりのある「私」へ。これに誘うのが「慈しみの心」であり「祈り」であり、「やさしさ」ですね。
「やさしさ」から真の慈しみが開けていくとも言えるかと思います。
メッター祈りのやり方
メッター祈りの会の説明~慈しみの瞑想のやり方・効能
祈り・ハート瞑想・慈悲の瞑想のさまざまなやり方
メッターの祈りのやり方はご自由です。ご自分のやりやすいやり方でOKです。たとえば、
- 慈しみ(メッター)を四方八方に広がる瞑想・祈り(原始仏典に伝承。密教でも行っているやり方)
- 感覚やイメージを感じるハート瞑想
- テーラワーダ仏教協会の「慈悲の瞑想」
- 神や仏へ祈る
- イメージを使って祈る
- 苦しみを愛・慈悲に変換する「アテーィシャのハート瞑想」
- ダスカロスの「ヒーリング・ハート瞑想」
- エネルギーで自己浄化を図る「リーボール瞑想」
あるいは
1.体感・感覚
- しあわせ、ありがとう、あたたかさ、ほっこりを感じる、全身に感じる
- ハートチャクラ(胸の真ん中)を感じる
- 何もしないでただいる(じわーっとしあわせや広がりを感じる)
2.イメージ
- しあわせ、あたたかさを感じる人(家族、友人、尊敬してる人)、動物(ペット)を思い浮かべる、よろこんでいる姿を思い浮かべる
- 光をイメージする(感じる)、薄いピンクの光が胸の真ん中で感じる・広がる
- 天空から光が降り注ぐ、光にあふれている、キラキラとした粒子に包まれている
3.言葉
- 「しあわせでありますように」などの文言を唱え続ける
というやり方もあります。
どういうやり方でもかまいません。お好きなやり方で祈っていただければと思います。
慈しみの心や祈りは、ハートのエネルギーが四方八方に広がり、共鳴し増幅する作用があります。
また祈りが身についてきますと、つまり慈しみの心が身につき始めるようになりますと、自分も周囲にも、変化が出てくることが多くなります。
祈り、慈しみの心の力は絶大です。
気づきの瞑想とともにあわせて行いたいのが「祈り」ですね。慈しみの心の実践。
「メッター祈りの会」では、毎月1回~2回、20:00~20:20の20分間、慈しみの心・祈りを四方八方に広げて、世の中の安穏と平和を祈ります。
当日は、20時になったらティンシャを合図に粛々とはじめます。
ご一緒にいかがでしょうか?
お問い合わせなどはこちらのメールまで。
vipassa65@gmail.com 小林範雄
★慈しみ(メッター)の瞑想・祈りのやり方(一例)
- まず自分へのしあわせ感、ありがとうの気持ちを感じます。
- 胸の真ん中(ハートチャクラ)に意識を向けるとあたたかく感じることが多くなります。
- しあわせ、あたたかさを感じる人、動物を思い浮かべてもいいです。
- どういったやり方でもいいので、しあわせ、あたたかさ、ほっこりを感じることができれば、しばらくそのままでい続けます。
- その気持ち(感覚)を全身に広げます。
- 周囲に少し広げてみます(広がっていきます)
- 四方八方(上、下、前、後、右、左)に広げます(広がっていきます)。
- 広げられる(広がる)ところまで広げます。
- そうして家族、友人、知人、仕事で縁のある人等々を感じます(祈ります)。
- 住んでる地域、市、県、日本全体、世界全体のしあわせを感じます(祈ります)
- その広がったままたたずみます(祈り続けます)。
- 感覚、感じで行っていきます。
- 「広げる」よりも自然に「広がる」という感じのほうがよりよくなります。
- 感覚、感じがわからない場合は、イメージを使っても構いません。
- あるいは、テーラワーダ仏教協会の「慈悲の瞑想」のやり方でもOKです。https://j-theravada.net/world/metta/
開催している瞑想会など





