フジ子・ヘミングさんの波乱な生涯と祈り

ピアニストのフジ子・ヘミングさん。
生年月日は、1932年12月5日。今年89歳であるとか。

ご高齢のピアニスト、遅咲きのピアニストですが、CDやDVDがよく売れているといいます。

売れないクラシック業界の中でも、フジ子さんのCDやDVDは異例のセールス記録であるといいます。

が、プロの間からは不評。
「ミスタッチが多い」
「演奏スタイルが古い」
「真面目に練習しているピアニストに失礼」などなど。

専門家の間では酷評のようです。

が、人気のあるピアニストなんですね。

で、私もフジ子・ヘミングさんはいいなあと思ってます。いえいえ何もメディアの戦略に乗せられているわけではなく、最初聞いたときに「いいなあ」と思ったからですね。
 

ちなみに音楽に関しては有名無名はまったく関係なく、「自分好みのみ」です。

たとえば無果汁団はいいなあなんて思っています。

そんな中で、フジ子・ヘミングさんも「いいなあ」と思うわけなんですね。

フジ子さんが、専門家からは酷評なことは、後になってから知ったのですが、「そうかなあ、でも味わいがあるんだよなー」と思うんですよね。
 

で、フジ子さんのことを調べていくと、いろいろとわかってきます。

たとえば、ピアノを弾くときは「イエス様、イエス様」と祈りながら弾いていると。

また「有名になったかどうかは関係がない。自分の音楽をだれかが聴いて喜んでくれるからうれしい」と。

なるほど!こうした気持ちが、ピアノの演奏に出ているんじゃないんですかね。で、それが聞いている人に伝わっているんじゃないんですかね。
 

ちなみにフジ子さんは、壮絶な人生を歩んでいるようですね。母親からピアノのスパルタ教育。よくイジメにあっていた。

が、ピアノの天才少女としてデビュー。
しかし世界的なコンサートの直前に右耳が聞こえなくなって挫折。

その後、ずーっと不遇なピアニスト人生。

が、70才近くになって突然、注目されて、遅咲きのデビュー。波瀾万丈な生涯。

70才近くまで芽が出ないと、大概は腐ってしまうと思いますが、イエスへの信仰が、フジ子さんを支えたようです。
 

占い師目線でいえば、ダシャー(運勢)のよい時期が到来して、一躍時の人になったんじゃないかと思います。

けれども、日の目をまったく見ない時でも、祈りながら弾き続ける。自己のはからいを超えた祈りの心が、長い年月の積み重ねが、ピアノの演奏に色濃く備わったとのではないかと思います。

祈りは素晴らしい。

世界が平和で穏やかになるように、また周囲の人達がしあわせであるように祈ることはいいですね。おすすめです。

それと、専門家の評価は別にして、「いいなあ」と思うものは、やっぱりいいんですよね。

こちらの動画も味わいがあります。

関口宏の人生の金言(フジコ・ヘミング)

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