「瞑想を始めたいけれど、どんな場所でやればいいのか」「部屋をどう整えればいいのか」。
結論からいえば、リラックスできて、邪魔が入りにくい場所であれば、どこでも瞑想はできます。
環境をしっかりと整えることよりも、まず座ることの方がずっと大切なんですね。ただ、初心者のうちは環境を整えると、瞑想がしやすくなるのも事実です。
この記事では、瞑想の場所・環境・服装・道具について、一般的に言われていることのほか、ゆるっと瞑想会の考え方も交えながらまとめてみました。
瞑想はどこでやるのか|場所の選び方
瞑想をする場所として、特別な部屋や施設は必要ありません。もし経済的に余裕があったり、一戸建てなどで部屋に余裕がある場合は、瞑想専用の部屋や施設を設けることができますよね。
ですが、そうした住宅状況の方は少ないと思います。で、瞑想をする場所としては、基本的に自宅の一室で十分です。部屋の隅であっても大丈夫です。椅子一つ置けるスペースがあれば問題ありません。
瞑想する場所の選び方3点
瞑想をする場所を選ぶ上で大切なのは次の3点です。
- 少しのあいだ邪魔が入りにくいこと
- リラックスして座れること
- 毎日同じ場所で座れること
毎日同じ場所で瞑想をする効果
毎日同じ場所で座ることは大切です。「ここに座ると瞑想モードになる」という心理バイアスが育ってきます。
この心理効果は非常に大きく、毎日、同じ場所に座って瞑想を続けることで、「場」そのものに瞑想のエネルギーが蓄積していきます。
そうして瞑想する「場所」自体が、瞑想の助けになっていくようになります。
このことは思い込みや暗示と思われそうなんですが、実際にやり続けていくとわかります。ゆるっと瞑想会でも実体験済みです。
自宅のどこで瞑想するか
また自宅でよく使われる場所としては次のようなものがあります。一例として、
- 仏間・仏壇・神棚のある部屋
清涼感があり精神的な落ち着きを感じやすく、瞑想の場として非常に向いています。おすすめです。 - 自分の部屋・書斎・仕事部屋の一角
自分専用の部屋があれば独り静かにできます。次点でおすすめの部屋。 - 寝室の一角
静かで落ち着きやすい。朝起きてすぐ・寝る前に取り組みやすい。 - リビングの一角
家族がいる場合、早朝や深夜など静かな時間帯に使いやすい。 - ベッドや布団の上
仰向けや寝ながらの瞑想をする場合に使いやすい。ただし眠気に注意。
理想をいえば独りになってできる部屋、空間が望ましくなります。とはいっても住宅事情は異なりますので、自分の生活スタイル合わせて選んでください。
専用の瞑想部屋を設けるのが理想
冒頭にも書きましたが、可能であれば、瞑想専用の部屋・スペースを設けることが最も望ましくなります。仏間、神棚のある部屋、自分の部屋がそうですね。
専用の場所があると、「ここに来ると瞑想する」という心理が働くようになります。リズムも自然に出てきます。また静かにできますし、外からの干渉も遮断できます。瞑想ができる専用の部屋があると、深い実践もしやすくなります。
専用の瞑想空間を設けるのもよい
一室丸ごと専用にできなくても、部屋の一角をカーテンや衝立で区切るだけでもいいですね。「ここは私の瞑想空間(スペース)」として確保しておきます。
一種の神聖な空間(スペース)として機能するようにもなります。場にはエネルギーが蓄積されていきますので、専用の瞑想スペースを設けることができると望ましくなります。
仏間や和室があるご家庭では、その空間を瞑想の場として活用するのはおすすめです。
外出先・職場でも瞑想はできる
ちなみに瞑想は、自宅以外でもできます。
- 職場の休憩室や個室
昼休みに椅子に座ったまま、目を閉じて3〜5分行う。 - 電車・バスの中
目を閉じて呼吸に意識を向けるだけでも短い瞑想になる。 - 公園・自然の中
自然音の中で座るのはリラックスしやすく理想的な環境。
雑踏の中は、意外と周囲の雑音が気にならず、心の中は静かな瞑想モードに入りやすくなります。
見性体験、一瞥体験といった高次意識体験は、生活している中で起きることが非常に多いので、案外、自宅以外の瞑想が功を奏するのかもしれませんね。
瞑想をする場所や環境を選びすぎると、かえった「こだわり」を強めることも出てきます。「今ここで瞑想ができる」と思えば、柔軟に対応しながら瞑想を習慣化していったほうがよいかと思います。
公園・自然の中での瞑想|屋外での実践
上記の「外出先・職場でも瞑想はできる」でも少し触れましたが、自宅の部屋以外でも瞑想はできます。自宅の部屋だけが瞑想の場所ではないんですね。
自宅以外で瞑想ができる場所でおすすめなのは、公園や自然の中です。公園・森・海辺・山など、自然の中で行う瞑想は、室内での実践とは異なる豊かさをもたらしてくれます。
自然の中での瞑想がよい理由
自然環境には、室内では味わえない「生きた静けさ」があります。風の音、鳥の声、葉ずれの音、土の香り——これらはすべて「今ここ」に意識が向きやすくなり、瞑想の助けになります。
自然音は人工的な騒音と異なり、意識を緊張させないんですね。むしろ自律神経を整え、リラックスを深める作用があります。自然の中にいるだけで、身体がゆるんでいくのを感じる方も多いですからね。
また、土や草の上に座ること、素足で大地に触れることは、アーシング(接地)として、生体に流れる気・エネルギーをを整える働きがあります。
瞑想は、天然自然な自分に立ち返っていくことですので、自然の中で瞑想をすることは、本能にも合致しています。
実際、森の中にいることで、心が解放され、深い悩みが解消された話しも多くあります。
公園・自然での瞑想のやり方
公園や自然環境で行う瞑想の有あり方には、特別な方法はありません。木の根元や芝生の上、ベンチなど、落ち着いて座れる場所を見つけて座るだけですね。
ただし屋外での実践では、いくつかの点に気をつけると実践しやすくなります。
目を閉じる場合は安全な場所を選ぶこと。人通りが少なく、背後が壁や木で守られている場所の方が落ち着きやすくなります。
時間帯は早朝が最適です。人が少なく、空気が清浄で、鳥の声も多く聞こえる早朝は、屋外瞑想に理想的な環境になります。
服装は季節に合わせて体を冷やさない工夫を。屋外は室内より気温変化があります。特に地面や石の上に直接座る場合は冷えます。痔にならないためにも、クッションか座布、敷物を持参するといいですね。
ヤブ蚊・アブ・刺す虫に注意。自然環境の中は、季節によっては虫に刺されることもあります。防虫スプレーで対策したり、ムヒなどの虫刺され用のかゆみ止めを持っていくと安心です。
目を閉じることへの抵抗がある場所では、目を開けたまま、遠くの景色をぼんやりと眺めながら行う「開眼瞑想」もおすすめです。
森林浴と瞑想の組み合わせ
森の中でゆっくりと歩く「森林浴」と瞑想を組み合わせる実践は、心身への効果が高くなりますね。
森の中を歩くときに、足裏の感覚・呼吸・周囲の音・空気の変化に気づきながら歩けば、「歩行瞑想(歩きながらの気づきの瞑想)」になりますね。もっとも、森の中をただ歩くだけでもOKです。
おすすめは、「歩行瞑想+座り瞑想」の組み合わせです。森や公園の中を20〜30分ゆっくりと歩き、その後は木の根元や静かな場所に座って10〜20分の座り瞑想を行います。
歩くことで体がほぐれます。身体がゆるんだ状態で座り瞑想をすると、リラックスがより深まります。しかも天然自然のサウンド付きです。ある意味、最高の瞑想環境といえますね。
水辺での瞑想
川のほとり・海辺・湖畔など、水の近くで瞑想を行うも好まれています。
水の流れる音・波の音は、天然自然な「ホワイトノイズ」として、雑念を和らげる効果が知られています。快眠のために、わざわざホワイトノイズの音楽を聴くこともあるくらいですね。
しかも水辺の空気はイオンが豊富で、気分を新鮮にし、呼吸が深まりやすいといわれています。
川の流れをぼんやりと眺めながら「流れるものはすべてあるがまま通り過ぎていく」という感覚で、あるがままに瞑想を行う。
思考や感情を、川の流れとともに手放していく。この自然な有り様は、水辺での瞑想ならではの味わいですね。
瞑想に適した場所として「瞑想会」という選択肢
瞑想に適した場所として、自宅や公園のほかにもう一つ大切な選択肢があります。それは「瞑想会」です。
瞑想会とは、指導者のもとで参加者が集まり、一緒に瞑想を行う場です。定期的に開催されているものが多く、初心者から経験者まで幅広く参加できます。
自宅での瞑想が「一人で取り組む実践」であるのに対し、瞑想会は「場の力」を借りながら実践できるという大きな特徴があります。
同じ場で何人かの人達で瞑想していると、自然と意識が内側に向かいやすくなります。
瞑想会が「瞑想に適した場所」である3つの理由
瞑想会の場には、自宅では作りにくい環境が自然と整っています。
場のエネルギー
場のエネルギーの力
複数の人が同じ場で瞑想していると、場全体に、深い静けさがありながらも明るく高揚するハートのエネルギーに包まれる筆舌に尽くしがたい雰囲気が生じます。
私は、これを「場のエネルギー」「場(フィールド)の力」と言っていますが、「恩寵(おんちょう)」が降りそそいでくるともいえます。
一人で瞑想しているときと違って、瞑想が深くなる、集中ができる、心が澄んでくるという方も多く、そこの空気感は実際に体験しないとわからないところがあります。
一人で瞑想していては決して感じられない、得られない感覚であると皆さん言われています。この空気感こそ「場のエネルギー」であり、瞑想会ならではの特徴になります。
静けさと集中しやすい空間
静けさと集中しやすい空間
瞑想のために設けられた場であるため、余計な刺激が少なく、意識を内側に向けやすい環境が整っています。自宅のリビングや寝室とは異なる「瞑想専用の場」としての空気感があります。
しかも上記で書いた通りでして、ゆるっと瞑想会では、恩寵のような働きがありますので、一人で瞑想しているときでは味わえない、瞑想の深まり、心の静寂を感じることが多くなります。
継続しやすいリズム
継続しやすいリズム
瞑想会に参加すると、日々の瞑想を継続できることを言う方は多いですね。瞑想会は日々の瞑想のペースメーカーになります。
定期開催の瞑想会に参加することで、自然と瞑想のリズムが生活に組み込まれます。一人だと瞑想が続かない方は、瞑想会への参加はおすすめえdす。といいますか、総合的にいえば必須になると思います。
瞑想会に参加する5つのメリット
瞑想会には、一人で行う瞑想にはない5つのメリットがあります。
- 場のエネルギーがある
瞑想が深まりやすい場になるため、自宅より瞑想がしやすくなります。 - 継続しやすい
一人だと続かない人でも、瞑想会がペースメーカーになり、瞑想を習慣化できます。 - やり方を学べる
本や動画だけでは分かりにくいことも、実際の場で体験すると理解しやすくなります。 - 安全安心なやり方がわかる
経験豊富な主催者の瞑想会では、瞑想のリスクを回避した安心安全な指導が行われます。 - 初心者でも入りやすい
基礎から案内してくれる瞑想会では、初めての方でも安心して参加できます。
特に「自宅で一人では続かない」「やり方が合っているか不安」「安全な方法で深めたい」という方にとって、瞑想会は最も適した場所の一つになります。
瞑想会と自宅瞑想を組み合わせる
瞑想会と自宅での実践は、どちらか一方を選ぶものではないんですね。
瞑想会で「やり方・感覚・深め方」を学び、自宅で毎日続ける。この組み合わせが最も効果があります。瞑想会での体験が自宅実践の質を高めます。自宅での継続が瞑想会での深まりを加速させます。
「場所を整える」ことと「人から学ぶ」ことの両方が、瞑想を生活に根づかせる上で大切なんですね。
ゆるっと瞑想会では、初心者の方から長年実践されている方まで、一緒に瞑想を行っています。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
瞑想部屋の明るさ|どのくらいがよいか
瞑想中の部屋の明るさは、やや暗め〜薄暗い程度が向いています。
明るすぎると外部からの光刺激が多くなり、意識が散漫になりやすくなります。また光が直接目に差し込む環境は避けてください。強い光の刺激は交感神経を昂ぶらせてしまい、瞑想に必要なリラックス状態に入りにくくなります。
カーテンを閉めたり、間接照明を使ったりして、やわらかい光の環境にするとリラックスしやすくなります。
朝の自然光の中で行う場合は、直射日光が当たらない方向で座るか、薄いカーテン越しの光の中で座るといいですね。
明かり、光は、刺激を感じないレベルに控えたほうが望ましくなります。
瞑想の音環境|静かさはどのくらい必要か
瞑想をする際、周囲の音は気になることがあります。また最近では瞑想を促進する瞑想グッズもあります。ここではゆるっと瞑想会の立ち位置からお話しいたします。
基本はできるだけ静かな場所
瞑想に理想的な音環境は静かであることです。特に初心者のうちは、できるだけ静かな場所を選ぶことをおすすめします。音が少ない環境の方が、内側への気づきに意識を向けやすくなるためです。
ただし、完全な無音は必ずしも必要ではありません。
雑音があっても瞑想はできる~あるがまま系の強み
ゆるっと瞑想会では、「あるがまま系」の瞑想をお伝えしています。この瞑想の大きな特徴の一つが、雑音があっても実践できるという点です。
車の音、風の音、生活音などなど、こうした音が聞こえても、「あるがまま」としてそのまま受け止め、呼吸などの瞑想の対象に戻ります。
「音に気づいて、また瞑想の対象に戻る」という実践自体が瞑想です。
慣れてくれば生活音はほとんど気にならなくなります。
静かな環境を求め過ぎて、もし、いつまでたっても瞑想を始められないなら、そのこと自体がもったいないですね。
まず座ること。環境は、続けながら少しずつ整えていけばよいといった受け止め方でOKです。
BGM(音楽)・アロマについて~ゆるっと瞑想会の考え方
ヒーリング音楽や自然音、アロマを瞑想に使う方もいます。今は、このような瞑想アイテムを使うケースが多いですね。外の雑音が気になる場合の遮音として有効ともされています。
しかしゆるっと瞑想会では、BGM(音楽)は流すことは推奨していません。BGM(音楽)は、ヒーリングミュージックでも、アンビエント(環境音楽)でも使用は禁止です。
また、アロマもできるだけ使わないことをお勧めしています。ただし部屋の中が臭う場合の臭い消しとして、一時的に使用する場合はOKです。常用しないということですね。
瞑想に入るツールの使用を控える理由
理由は、こうした補助ツールに頼ってしまうと、「音楽がないと瞑想ができない」「アロマがないと瞑想に入れない」という状態になりやすいからなんですね。
音楽やアロマなどは、聴覚や臭覚から直接作用し、瞑想の中身そのものに影響を及ぼします。ですので、音楽やアロマが無いと「瞑想ができない」ということになりやすい。
これでは本末転倒になります。少なくとも、ゆるっと瞑想会でお伝えしている瞑想の文脈では、そのようなスタンスになります。
瞑想は本来、どんな環境でも行えます。また、それが一つの着地点にもなってまいります。
毎日、瞑想を行う場所や、自然や公園、瞑想会といった瞑想をする場所を整えることで瞑想の効果が出てくるのとは違って、ツールに依存する瞑想は問題です。
古い考えと思われるかもしれませんが、「あるがまま」系の瞑想の文脈では、瞑想の補助ツールの使用は止めていただいています。
なお、天然石・パワーストーンなどを手元に置くのはOKです。これは瞑想そのものに干渉しません。
瞑想中の温度と服装
瞑想中の温度、体温、服装についてお話しいたします。
体を冷やさないことが重要
瞑想中は体を動かさないため、また活動が低くなりますので、体が冷えやすいんですね。冬場や冷房の効いた部屋では意識的な「温度対策」は欠かせません。必須ですね。
ゆるっと瞑想会では1時間以上の瞑想を推奨しています。長時間静止していると体温が下がりやすくなります。特に腰・足元は冷やさないようにしてください。腰を冷やすと腰痛を引き起こしたり体調の不良につながることがあります。
冬場は膝掛けや腹巻きを使う、腰を冷やさない。夏場は冷房の風が直接体に当たらないよう羽織りものを用意する。こうした工夫で体温管理をしていただいています。
瞑想に適した服装
瞑想中の服装に関しては、締め付けすぎないことです。
体を締め付ける服装は、その窮屈感の影響でリラックスがしにくくなります。また意識が散漫になることもあります。血流も妨げます。
瞑想時は、ゆったりとした服装が望ましくなります。具体的には次のようなものがおすすめです。
- ウエストがゴムのゆったりとしたパンツ・スウェット
- 締め付けのないゆったりしたシャツ・Tシャツ
- ヨーガウェアや部屋着
- 靴下は脱ぐ
ジーンズや体を締め付けるインナーなどは、着替えてから行うのがいいですね。
靴下は履かないほうが気の流れを良くします。しかし足元の冷えが気になる場合は着用しても大丈夫です。
瞑想の道具|座布・クッション・タイマー
座布・クッション
床に座って瞑想する場合、お尻の下に何かを敷くと座りやすくなります。長時間、瞑想を行う場合は何らかの座布は必須になります(痔の予防にもなります)。
瞑想用座布(禅板・メディテーションクッション)を使ってもOKです。普通の座布団を折り曲げて代用しても構いません。またバスタオルを重ねたものや、ヨガブロックも使用できます。自分が座りやすければ何でも構いません。
| 瞑想用座布 | 瞑想用座布(コットン製) | ハート形瞑想用座布 | ヨガブロック(2個セット) |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
座布を使う目的は主に二つです。一つは、骨盤をやや前傾させて背筋を自然に立てやすくすること。もう一つは、床の硬さによるお尻や脚が痛まないように軽減することです。
座布の高さの目安としては、お尻の下に10〜15cm程度の高さがあるのが望ましくなります。この高さは、骨盤が安定しやすくなるからです。
椅子に座って行う場合も、もしお尻に痛さを感じる場合は座布団やクッションを使用することがおすすめです。腰が悪い方・長時間座ることが難しい方は椅子や仰向けでの実践をおすすめします。
タイマー
タイマーの使用は便利です。あるいはストップウォッチを使用するとどれだけ瞑想をしたのかがわかるようになります。記録を付けると、モチベーションにもつながります。
タイマーをセットしておけば、時間を気にせず瞑想だけに集中できます。
タイマーの音は、急に大きな音で鳴るものよりも、ゆるやかに鳴り始める音(ベルや鐘の音)が瞑想の終わりにふさわしいです。スマートフォンのアプリに瞑想用のタイマーが多くあります。「Insight Timer」などが人気です。
Android(Google Play)
iPhone(App Store)
Iなおスマートフォンをタイマーに使う場合は、通知をオフにすることを忘れずに。通知音や着信で瞑想が中断されてしまいます。
その他の道具について
瞑想に特別な道具は必要ありませんが、座布・タイマー以外で用意するとしたら次のようなものはおすすめです。
- 膝掛け・ブランケット・・・体の冷え対策として。特に秋冬は重宝します。
- 腹巻き・・・腰・お腹の冷え対策として。長時間の瞑想には必須です。
体を冷やさないための健康アイテムですね。
ちなみに「目隠し(アイマスク)」や「防音用イヤーマフ」の使用は控えたほうがよいと思います。
凝ったインテリアや特別なグッズを揃える必要はありません。
瞑想部屋のインテリアと断捨離|空間が意識に与える影響
瞑想の部屋や空間のインテリアについては、時々質問を受けます。「どんなインテリアが瞑想に向いているか」「部屋をどう整えればよいか」という疑問ですね。
結論からいえば、凝ったインテリアを揃える必要はありません。ただし、空間が意識に与える影響は無視できないところがあります。
とはいっても、このセクションで述べる「断捨離」も、必要以上に気にする必要はありません。「あるがまま」系の瞑想は、環境に依存しない有り様になっていきます。
ですので、部屋のインテリアなどを過度に気にしないようにしてください。あくまで参考としてお読みください。
空間は意識に影響する
私たちの意識は、周囲の空間の影響を受けています。
散らかった部屋に入ると、なんとなく落ち着かない感じがしますよね。反対に整理整とんされた空間に入ると、自然と気持ちが静まります。これは多くの方が経験的に感じることですよね。
これは単なる気分の問題ではありませんよね。視覚から入る情報は意識の「ざわつき」に直結します。目に入るものが多いほど、脳は無意識のうちに多くの情報を処理します。
瞑想においては、この無意識の処理を少なくすることで、意識を内側に向けやすくなります。ですので、瞑想の場所は「シンプル」「落ち着いている」「整理整とん」が望ましくなります。
断捨離と瞑想の深い関係
断捨離とは、不要なものを捨て、空間をシンプルにしていく実践をいいますね。
断捨離と瞑想は、関係がなさそうに思われるかもしれません。ですが、どちらも「余計なものを取り除いて、本来あるものに立ち返る」という点で合致しています。
外側の空間を整えることは、内側の空間(心)を整えることに通じてきます。部屋から不要なものが減っていくにつれ、心の中の「とらわれ」も少しずつ手放しやすくなるという体験をしている方も少なくありません。
これが断捨離の効果なんでしょうが、禅の道場が余計なものを一切置かないシンプルな空間であるのは、こうした原理と関係があると思います。
禅堂・茶室・能舞台といった日本の精神文化に見られる空間設計は、「引き算の美学(余計なものを落としていく)」があり、これは意識を深める空間づくりの知恵でもあると思います。
瞑想スペースをシンプルに整えるポイント
特別なインテリアは必要ありません。瞑想スペースを整えるポイントは「引き算」です。余計なものを取り除いていくことがコツです。
視界に余計なものを入れない——目を閉じる瞑想であっても、座る前の視覚情報は意識に影響しやすくなります。瞑想スペースの目の前には、できるだけものを置かないのが望ましくなります。
床を清潔に保つ——床に座る場合、清潔な床は気持ちの落ち着きにも影響を及ぼす場合があります。ほこりや汚れのない空間は、それだけで精神的な安らぎを生み出すことが多くなりますね。
仏壇・神棚がある場合は活用する——仏間や神棚のある部屋は、もともと「静謐な空間」です。こうした場所を瞑想スペースとして活用すると心も落ち着きやすくなります。ただし仏壇がある部屋は陰気になっている場合もありますので、部屋によりけりになります。
空気を循環させる——部屋が狭すぎたり、空気がこもった状態は基本的に瞑想には不向きになります。瞑想前に短時間窓を開けて空気を入れ替えるか、ある程度の広さがある部屋を選ぶのが望ましくなります。
逆に「映える瞑想スペース」を作ろうとして、クッションやキャンドル、装飾品を次々と揃えることはおすすめしません。見た目を整えることに意識が向いてしまうと、瞑想そのものに身が入らなくなることはまま起きます。
凝ったインテリアよりも「片付け」が先
もし瞑想スペースに使いたい場所が散らかっているなら、まず片付けることをおすすめします。
新しい瞑想グッズを揃えるより、今ある空間を整える方が、瞑想にプラスに作用します。
断捨離と片付けそのものが、瞑想への準備行為であり、ある意味で瞑想的な実践に連なります。「必要なものだけを残す」という選択の繰り返しが、識別力(何が本当に大切かを見分ける力)を育てます。
これはまさに、瞑想における「識別力」と連動もしてくるようになります。
ゆるっと瞑想会の考え方——環境はあくまで「助け」
この記事では、瞑想の場所などについてくわしく書いてきました。ですが冒頭にも書いた通りで、ゆるっと瞑想会では、瞑想の場所について特別な決まりは設けていません。
落ち着いて瞑想ができる場所なら、どこでも構わないということですね。
そもそもお伝えしているのは「あるがまま」の瞑想です。雑音が聞こえても「あるがまま」としていきます。多少の騒音があっても大丈夫です。慣れれば生活音は気にならなくなります。
環境は「助け」であって、「条件」ではないんですね。
「完璧な環境が整ったら始めよう」と思っているうちは、なかなか瞑想を始めることはできません。環境が整わないと瞑想できない状態になってしまうと、旅先や忙しい時期に瞑想が途切れてしまいます。
どんな環境でも、「あるがまま」に瞑想ができていれば、基本的に大丈夫です。
環境を整えることは、瞑想をしやすくするための工夫に過ぎないということですね。まずは今ある環境の中で、座ってみることが大事になります。
まとめ|瞑想の場所と環境づくりのポイント
瞑想の場所と環境について、大切なポイントをまとめます。
場所・・・自宅の静かな一角で十分。仏間・専用スペースがあれば理想的。毎日同じ場所で行うとリズムができる。
明るさ・・・やや暗め〜薄暗い程度が向いている。直接目に光が差し込む環境は避ける。
音・・・初心者はできるだけ静かな場所が望ましい。ただし完全な無音は不要。BGMは流さない方がよい。
服装・・・締め付けのないゆったりした服装。体を冷やさないこと。特に腰・足元は温かく保つ。
座布・・・市販の瞑想用座布でも折り曲げた座布団でも何でもOK。自分が座りやすければ十分。
タイマー・・・時間を気にせず瞑想できるよう、ゆるやかな音のタイマーを使う。
BGM・アロマ・・・補助ツールへの依存を避けるため、使わない方がよい。
環境が整うのを待つのではなく、今ある環境の中でまず始めること。その一歩が、瞑想を生活に根づかせる上でいちばん大切になります。
瞑想の仕方に関しては、毎月の瞑想会でお教えしています。初心者から参加できます。ご興味があればお問い合わせください。




