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初めて聖隷ホスピスへ行く
実は、昨年の2月17日に、親父が亡くなりましが、本当は、市内にある「聖隷ホスピス」へ移転する予定だったんですね。
移転する前に亡くなったのですが、病院の移動手続きのために、聖隷ホスピスに行きまして。実は、昨年、初めて行きまして。
話しには聞いていましたが、ホスピスとは、単刀直入にいえば、末期患者の苦しみや痛みを緩和して、安らかな最期を迎えるための施設ですね。
で、聖隷ホスピスは、なんと日本では初めて創られたとか。
聖隷ホスピスは良い意味での宗教施設
そんな聖隷ホスピスへ、昨年、初めて行ったのですが、施設に入ってビックリしましてね。何にビックリしたかといえば、その空気感。
あたたかくも落ち着いた空気が漂っていて、なんとも安らぎます。
「ここが病院施設???」と思うくらい。まったくの異空間。
「ここは宗教施設だ!」。
実際、礼拝堂があるんですね。
ちょうど手続きにいったのが朝9時くらいでしたので、朝の祈りをしていましてね。聖書の一節を読んでいる声が聞こえてきます。
「なんか、いいなあ」。
私はキリスト教の信仰とかはないんですが、この祈りの空気感がいいんですよね。
神への祈りは、自分のはからいから離れて、神への帰一をします。そこに自分はなく、ただ神がいます。キリスト教に限らず、祈りとは、自己が拡大したり、神に没入します。
この祈りの空気感が昔から好きなんですが、ホスピスに礼拝堂があることに、感激。
何度もチラチラと礼拝堂をのぞいてみましてね。変な人に思われたかもしれません^^;
患者のケアが手厚い聖隷ホスピス
ホスピスでは患者へのケアが手厚く、看護にあたっても慈しみをもって接しているようです。しかも、コロナにもかかわらず、家族との面談も毎日行えるとか。
病室も案内していただきましたが、窓から見える景色も最高。ドクターやスタッフの感じもいいなあ。ホスピスは愛と奉仕の心に貫かれた修道院かのよう。
「ああ、親父、ここに来るといいなあ」なんて思いましてね。
親父は、ホスピスに入所する前に亡くなりましたが、もしホスピスに入っていれば、最期は家族とともに過ごすことができたかなあと思います。
ホスピスの窓から見る春の訪れをめでながら、旅だつのもいいかなあと思ったりもしましたが、そう思わせるくらい、ホスピスはあたたkさと落ち着きのある空間です。
長谷川保が開設した聖隷ホスピス
聖隷ホスピスには、宗教の持つ「やさしさ」があるかのようです。
ちなみに、聖霊ホスピスは、福祉に生涯をかけた長谷川保氏が創設していますね。その志は、ホスピスに今もなおあるんじゃないかと思います。
それにしても祈りのある空間は、やっぱりいいですね。
と、昨年、そんなことがあったなーと、思い出しました。