瞑想をすると不安になる3つの原因
瞑想、特に「何もしない」というエッセンスが濃厚な瞑想を始めると、人によっては「不安になる」場合があります。
このことは、坐禅なり瞑想を始めた人には時々あることだったりします。
その理由は、大きく分けると次の3つになります。
- 「何もしない」を本気でやってしまう(Do)
- サンカーラ(無自覚となっている心)が浮上する
- 食生活や身体状態の乱れ
これら3つのいずれかに該当していると、瞑想をしていても不安になることが起き得ます。
瞑想をすると不安になる場合、単に「瞑想が悪い」のではなく、やり方の問題なのか、無自覚となっていた心が浮上しているのか、それとも身体状態の乱れなのかを見ていく必要があります。
なお瞑想の基本については瞑想のコツと上達法をご覧ください。
1.「何もしない」を本気でやってしまう(Do)
一つ目の理由は「何もしないということを【本気でやってしまう】」というのが原因になっている場合です。
「何もしない」というのを聞くと、「何もしない」ということを「やってしまう」人が意外といらっしゃいます。
これは「言葉通り」に行う習慣が染みついている「思考の強い」人にみられることで、無意識のうちに「言葉通り」にやってしまっていることがあります。
「何もしない」ことを行ってしまう(Doにしてしまう)。
何もしないとはBe(ある)ということ
「何もしない」とは、
・そのまんま
・その通り
・あるがまま
・手を付けない
ということでして、「DO(する)」ではなく、「BE(ある)」という有り様を指しています。
Do(する)で行うと意気消沈する
しかし「何もしない」を「Do」としてやってしまうと、
・不安が高まる
・虚無になる(人生に虚しさを感じる)
・否定感が強くなる
・厭世的になる
・気分が沈むようになる
・ヤル気が無くなる
といった具合で、諸々に対して意気消沈していくようになります。否定的、消極的、厭世的です。
で、これが「文言通りに【何もしない】」を行うと、必ずといっていいほど、こうした状態に陥ります。
Be(ある)とDo(する)の違いを知る
つまり、「何もしない」とは停止することでも、鈍くなることでも、無気力になることでもありません。
消極的、否定的、厭世的、意気消沈する、虚しくなるなどはなったくの誤りになります。
そうではなく、余計なことを付け足さず、そのまんまでいることです。
この違いがわからないまま瞑想を行うと、かえって不安や虚無感が強まることがあります。
仏教のイメージに通じる「Do」
ちなみに仏教に対する「ある種のイメージ」も、これです。「何もしない」「執着しない」をDoで理解すると、変な仏教のイメージを生み出します。
執着しない、煩悩を出さない、枯れ木のようになる
これらは仏教のイメージをして巷でも共有されています。が、「文字通りに解釈した仏教のイメージ」です。
で、坐禅や瞑想を始めたばかりの方は、意外と「言葉通り」にやってしまうことが多いため、「気づく」ことが大切だったりします。
「坐禅中に何かやっていないか?」の意味が、まさに「坐禅中に何かやっていないかに【気づく】」ということだったりします。
2.サンカーラ(無自覚となっている心)が浮上する
不安になってしまう2つめ目の理由は、サンカーラ(無自覚となっている心)が浮上するからというのもあります。
「何もしない」という有り様にいつづけていると、いわゆる無意識にある諸々が浮上してきて、不安になったりすることがあります。
無意識は存在しない
しかし実際は、無意識という意識はありません。
「無自覚となっている心」はあります。で、坐禅や瞑想をしていると、無自覚となっていた心に気づくようになり(感じるようになって)、それが自覚化(顕在化)する。
このとき「苦しい」「不安」「モヤモヤ」としたのを感じます。
サンカーラという無自覚の心
で、原始仏教では、無自覚となっている心のことをサンカーラといっています。
坐禅や瞑想では、サンカーラの浮上が、結構、悩ましげになることがあります。
そこでサンカーラの解消のためにも天啓気療をおすすめしています。
サンカーラを霊や悪因縁にする宗教
しかし新興宗教の中には、サンカーラの浮上に対して、「何か悪い霊が取り憑いている」とか「悪因縁がある」と脅すことがあります。
ですので適切な理解が必要なんですね。
霊や運命の悪影響ではなく、無自覚となっている心(サンカーラ)が顕在化してきているんですね。
抑圧・シャドーが浮上&解消
人は誰しも、無自覚にしてきた心があります。心理学でいう抑圧とかシャドーというものです。
ところが坐禅や瞑想をしていると、こうした心が顕在化(自覚化)してくるようになります。で、不安になったり、落ち着かなくなったり、ダルくなったりすることも起きます。
ちなみにこれらの現象は、天啓気療を受けたときに出てくる「好転反応」と同じです。
「心の洗濯」ですね。
それがサンカーラの浮上(自覚化していない心の顕在化)、あるいは好転反応といった現象です。
で、もしも浮上してきたなら(自覚されてきたなら)、そのまんまにしておきます。
そうすれば、数日から2~3週間で消えていきます。
3.食生活や身体状態の乱れ
瞑想を始めて「不安になる」ということの原因は、大概、上記のいずれか、あるいは両方が該当していることが多くなります。
もっとも食生活の乱れから不安になることもあります。
- 食品添加物
- 小麦粉
- 粗悪な油(トランス脂肪酸、サラダ油)
- リンの摂取のし過ぎ
- 牛乳
こうしたモノを含んだり、原材料としている食品を食べていると、不安になりやすくなります。
ただ、これは瞑想をしていなくても、日常的に不安になったり気だるくなることが多くなります。
あと、副交感神経がフリーズしている場合も、不安になりがちなところはあります。
このあたりは、瞑想そのものの問題というよりも、身体の状態や生活習慣が不安を増幅させている場合があります。詳しくは悩みを解決する5つの方法や、瞑想会に参加する前に知っておきたいことも参考になります。
まとめ
瞑想をすると不安になる場合でも、ただちに「瞑想が悪い」と決めつけるべきではありません。
「何もしない」をDoで行ってしまっているのか、サンカーラが浮上しているのか、あるいは食生活や身体状態が乱れているのか。まずはその原因を見極めることが大切です。
不安になる場合は、それなりの理由があります。
自分で解決できない場合は、適切な指導者に相談するのもおすすめです。
精神的に良い状態は望ましいとは思います。適切な瞑想をしていれば、心は晴れやかになってまいります。
適切な瞑想を続けるのが望ましいですね。
なお思考が気になる場合は思考が止まらないのは問題?もお役に立ちます。また瞑想がうまくできないと感じる場合は瞑想ができない原因も確認してみてください。

